私は、社会人になった22歳から79歳の今まで、＃郷土玩具　の素朴な魅力に惹かれて来ました。＃齋藤良輔 編の名著　「　＃郷土玩具辞典 」を道しるべに、全国の玩具を収集して、毎日毎日、大勢の人形たちと語り合い、とてもとても楽しい人生でした。 その私も来月で80歳、人生整理の断捨離の一環として、ファンの皆さんに、お譲りすることにいたしました。 大勢の人形たちの中から随時、「郷土玩具シリーズ」としてご紹介させていただきます。 シリーズ14は、京都伏見の「 ＃ 伏見土人形 」です。 ＃伏見人形 は、奈良朝以前に発生したもので、日本の土人形の中で最古の歴史をもっているとされており、日本各地の人形の原型になってきました。京都産の高級な御所人形や極め込み人形などに比べて、大衆的な点が特徴とされてきました。 この人形「 ＃暫 （しばらく）」は、伏見人形を代表するもので、丹嘉六代目大西重太郎氏の作です。若いころ伏見稲荷神社のそばの窯元を訪ねて、真っ先に手に入れたもので、床の間の横の違い棚に、同じく重太郎氏作の女姿人形と一緒に飾って、長年楽しんでまいりました。この度、この2体を18,000円でお譲りいたします。 傷はありませんが、年代物ですので、時の経過を告げる少々の汚れはあります。 暫は、高さ24センチ、横20センチ、奥行9センチで、 女姿は、高さ16センチ、横幅9センチ、奥行6センチです。