福田喜三郎の落款入りの訪問着です。正絹の地紋のある綸子の生地で立体感があり、豪華に見えます。オリーブグリーンの地色にはボカシと金が入っており、壺の輪郭を際立たせています。壺の中には金駒刺繍、相良刺繍、刺し縫いで梅の模様が刺繍されており、厚みが出て立体感があります。右袖後ろと左袖前に柄があります。着用したあと、次に引き継いだ者が着用するつもりでサイズ直しをして、刺繍紋を入れて保管していました。身丈襟下から約161㎝裄約67.5㎝(肩幅34㎝、袖幅約33.5㎝)袖丈約47.5㎝後幅約32.5㎝前幅約28.5㎝ふくよかな方向きです。身長150〜165㎝くらいの方までお召しいただけると思います。保管期間が長いため、胴裏に経年によるくすみがあります。また保管中に付いた汚れがポツポツとあり、オゾン脱臭とブラシでお手入れして、大半は見えなくなりましたが、見た目には無くなった部分も取りきれていないと思いますので、このお値段で出品いたします。幸い汚れの位置は主に裾付近です。丸洗いには出した方が良いと思いますので、その点も踏まえてご理解の上ご検討ください。以下引用〜福田喜三郎は京都随一の刺繍の名匠として活躍し、刺繍の第一人者として認識されています。息子・福田喜重は刺繍の分野で重要無形文化財の認定を受けており、福田喜重の創作作品には父である福田喜三郎に敬意を表して父親の落款「喜三郎」を使用しています。※お手数ですがご購入前にプロフィールをご一読ください。