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★商品詳細★ 商品名: テーラーメイド M1 440 (2017年モデル)(Head:US仕様) ロフト9.5°(標準 ソール、フェースには通常使用でできる程度のすり傷がございます(写真をご参照下さい)。クラウンは基本的には傷もなく結構きれいな 全体としては、使用品なので少々の傷などありますが、年式を考えると比較的きれいな美品になると思います。ただあくまで品ということをご了承下さい。
★コメント★
M1 440 (2017年モデル) ヘッド
2015年新しいコンセプトとして製作された前作にさらに磨きをかけ2017年モデルとして登場したのが、このM1 (2017)になります。
今回も、構造の大幅変更ということで、シリーズ名は、今まで、Rに年号や枝番をつけてきた、テーラーメイドのドライバー名を一新し、Mシリーズを冠しています。
また今回、テーラーメイドはツアーモデルのシリーズ構成を若干変更し、ツアーモデルはこのMシリーズに一本化しています。昨年までは、ツアーのラインとしては、コントロールや操作性、ヘッドの機能性を重視しシリーズと、ツアーモデルの中では直進性を重視した飛距離重視のシリーズの2シリーズで構成されていましたが、今回は、Mシリーズとして一本化し、その下に付く枝番で分けているようです。
前作同様、Mシリーズには、M1とM2があり、M1は 今までの操作性、機能性を重視したモデルで、M2が従来で言う飛距離重視のモデルと言えます。
ただ、Mシリーズで一本化した理由は、最大の特長ともなるヘッドの構造が一緒になっているからでしょうか。
そのMシリーズ最大の特長となるヘッド構造とは、すでに市場では数年も前から登場しながら、そして、一時期大手各社が競って開発して来た、クラウンにカーボン素材を利用したコンポジット構造になります。
技術自体は目新しいものでは一切ないし、一次のブームも去ってしまった感もあるコンポジット構造をあえて、このタイミングで発表したのにはそれなりの理由があるようです。一時のブーム時でさえテーラーメイドはメタル素材をソリッドにこだわって使用して来た経緯があり、一度もこのコンポジット構造には着手せず、前作2016年にテーラーメイド史上初としてこのコンポジット構造のドライバーを完成させました。
そして更に特筆すべきは、今までのコンポジットのドライバーはクラウンのカーボン素材はシームレスにはめ込みメタル素材と一体化するようにし、塗装もクラウンは単一色で一見すると普通のチタンヘッドと変わらないというのが一般的でしたが、このMシリーズのクラウンは、あえて、カーボン素材をカーボン素材として塗装し、メタルのヘッド構造体にはめ込んでいるといった、どこから見てもカーボンが使われているコンポジット構造のヘッドと分かるようになっていることです。 これも、テーラーメイドのこだわりになるかと思います。
確かに最新技術を敏感に感知し、他社に先駆け常に先駆者的にドライバーを開発して来たテーラーメイドが、このコンポジットに今まで着手してこなかったことは不思議といえば不思議ではありますが、たぶん、テーラーメイド側としては、まだ、一時のコンポジットブームのときは、単に機は熟していなかった、ということだったのかもしれません。
となると、 このテーラーメイドのコンポジット構造の着手は、この構造のメリットを最大限生かせるための技術的要素からも、プロや市場からの要求などによる需要的要素からも、まさに機が熟した、ということなのかもしれません。
さて、ではその理由が何かというならば、それは最大飛距離と最大許容は高い次元で両立することではないでしょうか。
ここ数年、テーラーメイドが飛距離性能向上に必須となるロースピン化のために最大限技術を投入して来た重心の低重心かつ浅重心化、昨年まで重心を下げロースピン化と高い打ち出しによる飛距離性能の向上に成功してきましたが、重心を更に下げるために必要となるチタンクラウンの軽量化に限界が見えてきたからでしょうか。
そのほかの機能面の変更は技術的にはR15からのシステムを受け継ぎ、近年RBZから派生してきている飛びを追求して来たモデルの技術を更に進化させ、今までにない、テーラーメイド史上最大級の飛びを実現しています。
ただ、変更点としてM1では、R15と同じ重心を左右に移動させるためのスライダーに加え、更に重心を前後に移動させるためのスライダーの2本を装備しています。
この前後のスライダーにより、ヘッドのミスへの許容と、ロースピン化の調節が細かくできるようになったといえます。テーラーメイドが近年かなり力を入れているコンセプトであるロー フォワードCG(浅く低い重心位置)により、ロースピン化と高い打ち出しを実現できますが、重心を浅くし過ぎると、スピンが少な過ぎてドロップしてしまうケースや、オフセンターヒット時の慣性モーメントが減少することで、ヘッドの重心周りのローテーションが増え曲がりやすくなるケースなどの弊害は出てきますので、それを補正するため、重心を深くできるよう調整が可能となっています。また、更なるロースピンが必要であれば、スラーダーを最大限フェース寄りに設定すれば、最大限スピンを減らすことができます。
M2の変更点としては、それほどメジャーなものはございませんが、前々作のジェットスピードから採用されている、ドライバーにもスピードポケットを装着することにより、ボールの初速アップを図っていること、コンポジット構造により重心が最大限低く前に出ているということで、今回、余剰ウェイトはヘッド後部についています。重量は不明ですが、M1のトラックシステムの重量を考えると、結構なウェイトを後部に装着しているのではと推測されます。これにより、ロースピンは維持しながら、ある程度のミスへの許容が得られ、直進性の高い弾道が得られるようです。M2はスピードポケットと後部ウェイトにより、RBZから継承されている、ミスに強い直進性のある飛距離を、コンポジット構造のメリットを最大限活用し実現しています。
設計コンセプト上のキーポイントは前作同様ロー フォワード CG設計になりますが、前作をさらに改良した形となっているようです。RBZ開発以降と飛びと重心位置の関係を今一度見直したのがきっかけで、今回はより飛びに効く重心位置を最適化することで、更なる飛びを実現しています。RBZの重心位置を更に進化させ飛びに最適化したと言えます。
また、今回M1のハード的に導入されているのが、R15より利用のフロント トラック システム構造とバック トラック システム構造になります。
フロント トラック システムでは、R15では2ケの12.5g合計25gのウェイトを使用していましたが、今回も初代M1と同様、1ケ15gのウェイトを使用しています。
バック トラック システムでは、前作初代M1では、1ケ10gのウェイトを使用していましたが、今回は、M1 460では12gにM1 440では15gに変更されています。ウェイト自体は合計27gと30gで、前作よりより余剰重量が捻出できた事が伺えます。ただ、ヘッド重量は前作初代M1に比べ若干重めになりますので、トラック システムの分、重量が加算されていると考えられます。
M2では、前作から採用されている貫通型スピードポケット構造を改善、外周の幅を拡大することで、より広い面積で、スピードポケットの効果を拡大し、更なる初速アップを実現しています。また、カーボンコンポジットクラウンにより、重心が前作より前方になっていることで、その分を後方に移動させられるよう、余剰ウェイトをソール後部に配置しています。
ヘッド重量は、今回もM1に比べ、10gほど軽いため、クラブ重量としては前作のエアロバーナーと同じくらいに軽量化されているようです。これにより、振り抜きが改善されヘッドスピードが向上するようです。
また M1では、今までのTLCカートリッジのよる、重心位置の変更方法を改め、SLDRから採用している移動式のウェイト構造で、SLDRでは1ケ(4g~8g)のウェイトを動かす形式でしたが、このM1では大幅に増やし、2ケで合計27g~30gの重量を変更できるので、重心位置の移動量は大幅に大きくなったと言えそうです。またスライド式なので、重心位置の微調整もより細かく設定できるようになっていると言えます。
ただし、ラウンド中のM1ウェイトによるセッティング変更は、同様ルール違反になりますので、競技で使用の方はご注意が必要なようです。
またヘッド体積は、M1では460ccと440ccの2ラインナップが用意されています。440ccは操作性を重視したモデルで、右、左への打ち分けができます。一方、460ccではM1の操作性やコントロール性能と、調節機能などの機能性はそのまま、ある程度の許容も兼ね備えた、両方のバランス型といえます。
M2では 許容性を重視しているということで、460ccの1ラインナップとなっています。
最近の流れとして、M1のような操作性を重視したプロモデルでは、440ccという、やや小ぶりのヘッドがラインナップされていることが多いかと思います。ドライバーもやはり多少左右に打ち分けたいというコントロール重視のアスリート系などの上級者から、やはり460ccは大きすぎてヘッドの返り過ぎが怖く捉まえ難いとお考えの方まで、430ccが最適な方も多いかと思います。こちらは、性能そのまま、ヘッドを小ぶりにしたモデルなので、そうした方に最適かと思います。
ちなみに、USPGAでは、テーラーメイドの看板プロでもある、2016年スピースをも凌ぐほどの勢いがあった絶好調のジェイソン デイがこのM1を使用し、2015年は多数勝利を挙げ、さらにドライビングディスタンスもベスト5に入る安定した飛距離を手に入れています。もともと飛距離の出る選手ではありましたが、PGA屈指のハードヒッターババワトソンやダスティンジョンソンの次に名が挙がるほどの飛距離を今期このM1で手に入れたといっても過言ではないでしょう。
また、 M2は先に出てハードヒッター、ダスティンジョンソンが使用していますが、今期は現在ドライビングディスタンスでランクトップ、更にウェアウェーキープも良く、スコアもかなり良いようで、シーズン序盤から上位に食い込んできています。また ナイキ契約終了に伴い、ナイキ契約選手の代表マキロイも一時使用してツアー参戦していましたし、あのタイガーもこのM2で不活をかけ練習を積んでいるということです。2018年には、このビッグネーム2人も完全にテーラーメイドの契約選手として、相変わらずにお好調を維持しているようです。
これらから見ても、近年世界ランキングトップグループで絶好調の二人を見ても、このMシリーズの実力は実践で実証済みといえるのではないでしょうか。
テクノロジー
それでは、こちらでは新しいテクノロジーについて記載させて頂きます。
今回の2代目となるMシリーズでは、前作より、いくつかの変更がなされています。
M1、M2に共通する最大の変更点は、チタン素材になります。今までメインの躯体に使用してきた6-4チタンを9-1-1チタンに変更することで、強度を上げ、更なる薄肉化に成功、結果として更なる軽量化を実現しています。それに加え、使用しているカーボンコンポジット素材も、7層の物から6層に変更し、そこでも軽量化が可能となりました。
M1では、さらにカーボンコンポジット素材をソール部にも使用することで、非金属部分の面積が43%増え、フルチタンヘッド時(R15など)に比べ、11gもの軽量化を実現しています。当然その余剰重量は、トラックシステム、重心の最適化、低重心化など有効に使われています。
M2においても、M1同様全体としてかなりの軽量化されているので、余剰重量は、最適な重心の設定に使われ、それでも余った分は、製品自体のヘッドの軽量化につながっています。
また、M1においては、トラックシステムのバック・トラック・ウェイトを先述の様に、10gから12g、15gに変更していますので、重心の前後移動の幅がより大きくなりました。更に、今回のM1では、そのバック・トラックのレール全長を前作より64%(M1 460)と94%(M1 440)も伸ばしたことで、調整幅が格段に広がりました。これにより、重心の前後の移動幅がかなり増えることで、スピン量の調整がより大きくできるようになると同時に、許容も大きく増やすことができるようになりました。
M2では、ソール部のトウ側をへこませ重量を削ることで、ヘッドの体積をそのまま、フェース面積を7%拡大することに成功しています。更により効果を高めた新設計のスピードポケットで、更なる飛距離アップが可能となっています。
また、M1同様、素材の変更で捻出された余剰重量をヘッド後部にウェイト重量は不明ですが、ウェイトとして搭載、より慣性モーメントを向上し、許容の拡大を実現しています。
その他でも、M2では、コンポジットドライバー特有の打感や打音をよりソリッドかつチタンのような分厚いインパクトの感覚をイメージで切るよう、独自のサウンドリブをソールに設け、コンポジットとは思えない心地良い打音を実現しています。
そして、前作からのMシリーズの特長について、改めて下記に記載しておきます。
Mシリーズの最大のキーポイントは、コンポジット構造を採用することで、異次元で更に進化された、ロー フォワード CG設計になるかと思います。 加えて、M1では2本のスライダーによる大幅に重心位置を変更できる構造かと思います。 M2では拡大された貫通型スピードポケットが挙げられます。
やはり、近年のドライバーヘッドの進化の歴史は、いかにスイートエリアを拡大し、ミスヒットに強よいドライバーにするか、と言う物であったのは事実で、ヘッドの規制値(460cc)までの極大化することと、ヘッドのCG周りの慣性モーメントを大きくできるよう(重心外でのヒットでのヘッドの回転を最小限にする目的)、重心を深くすることが行われてきました。
ただ、それが、限界を迎えてきたのが、2012年頃からで、プロも一時期はほとんどが460ccクラスのヘッドを使用していたこともありますが、2012年以降は、小振りなヘッドに回帰する動きが見られるようになってきたようです。
許容を最大限にするために開発されて来た460ccのヘッドですが、確かに許容は大きい物の、プロにとっては弾道コントロールがし辛く実践での使用に不適な部分が多く感じられ、一発の飛びはあっても、通年でコンスタントに結果を出さないといけないツアー競技では使いにくい物となって行ったようです。また、許容が大きいのでアマにとっては最大の武器になるのではと、考えられていたのですが、実際、大型ヘッドは重心距離が長くなる傾向で、慣性モーメントが大きくなる一方で、非常に捉まりの悪いヘッドになる傾向があり、アマにとっても、必ずしも適しているとないいにくくなっているようです。許容が必要なアベレージのゴルフアーの多くは、やはりスイングの特性上、ドライバーのヘッドには捉まり必要な方が多く、非常に両立が難しくなっています。
重心距離を短くすれば確かに捉まりは良くなりますが、大型ヘッドの極大化されたスイートエリアの広さは得られず、どちらかを犠牲にすることになります。結果、アマでも、やや小振りで、捉まりのよいクラブでそこにそこそこの許容を求めるよう設計のトレンドが移ってきているようです。
また、それと同じく慣性モーメントを最大化し、許容を極大化しようと考案された、重心の深重心化ではありますが、こちらにも限界が見えてきたのは事実のようです。慣性モーメントを大きくすればミスヒット時の飛距離ロスが最小になると言うのが、最大のセールストークだったのですが、深重心化の副産物としては、近年もっともプロが問題視している、飛距離ロスに繋がるバックスピンの増大でした。時代はスピンを最小限にし、ロースピンで風にも強く、最適スピン量(やはり近年スピン量が増える傾向にあるため)にすることが飛距離アップに最も効くと考えられています。
プロなどのヘッドスピードですと、ボールの初速や対空中の速度、落ち際の速度など、どれを取っても我々アマに比べると速いので、更なるロースピンが必要となっているため、現在、最適と言われている、2,000rpmより更なるロースピン化が必要と言われています。我々アベレージのアマでは、2,000~2,200rpmが最適とされていますが、プロは更なるロースピン化が必要となっているようです。
実際、我々アマであれば、ボールの進化などで、現在の重心位置でもこの数値は実現可能かと思われますが、プロでは今の深重心化されたヘッドでは限界と言えます。もちろん、アマでも、より楽にロースピン化するためには、重心は浅くより低くした方がよいという調査結果が得られているようです。
そこで登場してきているのが、RBZ開発時から導入されてきている、このロー フォワード CG(低く前方に重心を移動するというコンセプト)設計になるかと思います。
プロからアマに至るまで、深重心化で増えすぎたバックスピンをいかに最適化するかが、今後の飛距離アップのキーワードになると、テーラーメイド開発陣営は考えているようで、この一連の深重心化はここで終止符が打たれると明言しています。
従来のクラウン加工では、クラウン部材をシンプルに一枚の板としてそれを極限まで薄肉化していましたが、今回は、ウルトラ シン ディンプル クラウンとして、その薄さに加え、ディンプル形状を加工することで、薄くしながら、強度を上げていく技術が導入されました。これにより、従来のウルトラ シン ウォール テクノロジーでは0.6mmまでの薄肉化が限界となっておりましたが、今回ディンプル部では、クラウン強度を従来通り維持しながら0.5mmまで薄肉化することに成功しています。ディンプル部でないフレーム部は従来どおり0.6mmとなっていますので、ディンプル部の面積分、軽量化されていることになります。
この加工法で実際R15まではチタンクラウンの軽量化を図り、低重心化が可能となっていましたので、上記にありますように更なるロー フォワード CG設計が実現され、より最適な位置に重心を配置することが可能となり、理想とされている最適スピンが得られ、圧倒的な飛距離性能を得ることに成功していましたが、更なる進化には限界があり、このコンポジット構造に行き着いたといえるのではないでしょうか。これにより、圧倒的に重心を低く、浅くすることが可能になりました。
また、M1のウェイトテクノロジーですが、これは、ソールのフェース側に、トウからヒールに配置されたレールの上に、15gのウェイトを固定すると言った、いたってシンプルな重心変更可能なシステムになります。重心を変更するためには、固定されたウェイト部のネジを緩め、レール上を移動させれば良いだけなので、非常に簡単かつ迅速に、より緻密な重心位置の設定が可能となっています。
個人的レビュー
前作モデルとしては一新され、全く新しいコンセプトの基、コンポジット構造を採用したMシリーズになりました。M1に関しては、SLDR、R15とロースピン重視のモデルが続いていますが、ロースピンがかなり定着して来ている気がしました。更に打ち出しも自然と高くなっている気がしました。打ちやすさも、R15でも改善された感覚はありましたが、更に前作も打ち易く感じられました。 今回はやはりどおしても、前作ほどの大きな変更はなく、マイナーチェンジの色は強いものの、今回の軽量化と、打ちやすさの向上は、実際の所、スペック変更以上の物に感じられました。
一番の印象はやはり、R11ラインアンップより格段にスピンが減ったということかと思います。打ち出しも比較的高くロースピンなので、非常に伸びる弾道となり、R15のときと同様、見た目以上に飛距離が出ているという感覚でした。今までの打ち出し角と初速で、弾の飛び出し自体はそれほど差がないように思えたのですが、実際の球の落下地点は従来モデルよりかなり先に行っていることから考えると、やはりスピンが最適化され、その分、球の落ち際で一伸びしているからと見て取れました。実際アゲインストの風の中でも、今までのように吹き上がって戻ってきてしまうような弾道は極端に減り、風に影響を受けにくい、安定したティーショットが得られていると感じました。今後、ますますの強風時に投入し打ってみて、その実力を測りたいと今から楽しみです。
スライド式のフロン トラック システムのウェイト テクノロジーも、非常に楽で、今までのようなカートリッジ交換のような手間はなく、素早く状況に応じて変更可能でした。特に練習場では、今までは、変更可能といっても手間が掛かるのであまり重心位置の変更を試すこともありませんでしたが、これであればちょっと捉まりが良くないときや捉まりすぎなどの時にも、素早く微調整が可能なので、より最適ポジションで練習することも可能になったように思います。無理にヘッドにあわせることなく、その時のスイング状況にあった重心位置をより簡単に素早く選択可能となったので、スイングのズレも的確に調整可能となった気がしました。より簡単になったことで、個人的には今まで以上に活用していける機能になったのではと思いました。
加えまして、バック トラック システムですが、現状標準
なんといっても、モンスター級の飛びと言われながら、一般アマチュアにはかなり扱いが難しかったと評価を受けているSLDRでしたが、R15はそれに比べ格段に扱いやすくしました。そして、このM1では、更なるロースピン高打ち出しが可能となり、飛距離性能が向上しつつ、許容も広がり、ミスヒットで飛距離ロスすることがかなり減った気がします。SLDRのモンスター級の飛びを継承しながら、Mシリーズの易しさを兼ね備えた、またひとつパーフェクトに近付いたドライバーに仕上がっているという印象でした。
ヘッドのクラウンデザインも、今一度、これまた斬新な、カーボン素材をはめ込んだ感がかなり強いデザインで、チタンとの境界部の形状がアライメントの取りやすさやインパクトエリアの強調に役立ち、違和感なく、また、非常に構えやすくまっすぐ打てる印象が持てました。また、今回はクラウンのカーボン塗装部位がより大きくなり、さらにカーボン素地との境界線は前作の縦に直線的だったものに対し、今作ではセンター側が頂点の若干の山型形状になっています。アライメントのしやすさ向上やフェースセンターにアドレス時集中できるデザインとなっています。
実際、私も最初に握った時は多少違和感があるのでは、と思って使用してみましたが、これが、それほど違和感なくアドレスをセットできました。また、逆にこのデザインに慣れてくると、カーボン素材がそのまま目に入るので、直感的にクラウンが軽く低重心になっていることが感じられ、むしろ安心感が増している気もしました。
実際の使用プロからの評判もかなり良いようで、ドライバーショットのフェアウェーキープ率が上がったという実際の数字から、安心感が増し打ちやすくなったとなど、精神的に効果があると言った声もかなり多く集まってきているようです。テーラーメイドも今のところ、今後も随所で白を基本としてデザインを投入して行くことは間違いないようです。
こちらは、9.5°のモデルとなりますので、非常に楽に打ち出しを高くすることができます。特に今年のヘッドは更なるロースピンをターゲットに設計されているのでハードヒッターのアマチュアなどであれば、9.5°くらいがちょうど良いのかも知れません。
特に近年テーラーメイドではロフトアップを推奨し、あの世界No1の飛ばし屋ダスティンジョンソンさえも、10.5°のロフトで、打ち出しを最適化しています。
最近は、シャフト、ボールといったヘッド以外の要素でロースピン化が可能となっていますので、ヘッドのロフトを立てることで、スピンを減らす必要がほとんどなくなりました。
一昔前ではロフトはスピンを減らすためにも使用されていましたが、今となっては、ロフトは打ち出し角を最適化することのみに集中して使用できるので、スイング軌道がアッパーであればロフトは少なくても良いですが、一般的なレベルブローであれば、ロフトは10°を超えていても何ら問題なく、最適打ち出し角の13.5°~15°を実現するにはそれくらいが最適と言えます。
更に、FCTにより、シャフトによっては(R1用スリーブ装着のシャフトであれば)±2°まで変更可能になりますので、どんなスイングでもほとんどカバーできるのではと思います。ただ、メーカーとしては、R1用スリーブ装着時の数値保証はしていないようなので、その点はご了承下さい。ただ、SLDR用スリーブでも±1.5°の変更が可能なので、8°~11.5°までは保証されていますので、実際はこれで十分カバーできるのではと思います。
実際、R9が発売された当初から、ヘッドと、シャフトが個別に需要を伸びて来ているようで、シャフトだけ欲しいという方や、ヘッドだけ欲しいと言う要望がかなり増えてきています。
2012年以降にはテーラーメイドのいずれのラインナップもFCTを採用したことで、ヘッドのバラエティーはかなり増えました。お気に入りのシャフトを見つけたが、新しい白ヘッドを試したいという方にとっては、ヘッドと、シャフト両方を調達するのはコスト的にも、また、手持ちのシャフトと同じ気に入ったシャフト付の新モデルとなると、価格面でもまだまだ高くさらに旧モデルのシャフト付きの新モデルはかなり少ないなどあり、探すのも市場在庫的にもかなり少なく難しいのは事実かと思います。そこでヘッド単品を探している、と言う方も多いようです。新モデルを調達しシャフトもそのまま使っても違和感ないモデルも多いようで、より楽にグレードアップできるようになったといえます。
≪注≫R1以降のヘッド(M1、M2、R15などは、R1用またはSLDRなど、12ポジション変更緒可能なFCTスリーブが装着されたシャフトのみ使用できます。R11など、以前の8ポジション用のFCTスリーブが装着されたシャフトは使用できませんので、その点十分ご注意下さい。
今から本格シーズンに向け大幅スコアアップを!!とお考えの方、M1はかなり飛距離を重視した方向性の安定した弾道が簡単に得られます。SLDRのロースピンで飛距離を伸ばすコンセプトをそのまま、さらに打ちやすさを加えた、ミスヒットに強いロースピン対応モデルになります。
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全国的にコンディションは良いかと思いますので、今から2021年の本格シーズンに備え新しいギアを揃えて、もりもりテンション上げて行きましょう!!また、これから本格シーズンを経てそのまま2021年シーズン終盤戦へと続きます。今後も通年で記録更新に向け、更に今から2022年春のシーズン本番を見据えて調達し慣らして行きたい方、どうぞ、まだまだお安く入手できるこの機会をお見逃しなく!!
加えまして、長らく待ちましたが、ついに2021年、東京オリンピックが開催されました。2016年のブラジルオリン ピックより正式種目として復活したゴルフが東京オリンピックででも開催されますので、今年の夏、ついに東京近郊で、世界のトップレベルの選手のゴルフが見られました。それを受け、今後ますます子供などを含め、ゴルフ人気が激増することが容易に想像されます。クラブを含め、たくさんのゴルフギアが売れることは間違いありませんので、 良い物はお早めに!!既に日本選手上位入賞確定以降、急に引き合いが増えてきています。どうぞ、この機会をお見逃しなく!!
2024年以降に向け、オリンピック参加できるようなジュニアの方、それ位の小さいお子さんがいらっしゃる親御さんの方からお年寄りまで、皆で、ゴルフを楽しみましょう!!
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今後本格シーズンも終盤戦となりますので、相場もシーズン本番時よりかなりお買い得となります!ただ、今後シーズン本番に向け需要が増え、相場も予想以上に上がることもありますので、2022年のシーズンで新たなモデルなどご要り用という方も、お買い得となるこの機会をお見逃しなく!!
また今後もシーズンに向け選択肢が増えてきますが、調整シーズンとなると価格はかなりお手頃ですが、それまでの秋のシーズンは高値が続いて参ります。2021年本格シーズンから2022年シーズンまでを見据えてお探しの物、この時期により良いものを手に入れてはいかがでしょう!!本番までまだまだ調整機関がございますので、2022年のシーズン本番頃にはかなり使い心地が良くなり一気にスコアアップが狙えること間違いなしでしょう!
≪祝≫ 松山英樹マスターズ優勝!!
ついにこの日がやって参りました!!日本国内1,000万人のゴルフファンの皆様、ついに松山英樹プロが見事に世界最高峰のメジャー、マスターズのタイトルを手に入れました。
皆様も松山プロが日本人で一番メジャー優勝に近く、そして誰しもが必ず取ってくれると信じていたことは間違いないと思います。が、私自身は松山プロの力を過小評価するわけではないですが、こんなに早くその雄姿を目撃することとなるとは夢にも思っておりませんでした。
幾度となく、優勝オッズで常に1番、2番にいるような世界でもトップ中のトップのプロ達が、幾度も幾度も挑戦し、そして、時には最終日に大崩れしたり、時には最終3ホールで数ストロークをひっくり返され逆転されたり、はたまた、最終バック9ホールで、怒涛のバーディーラッシュで大逆転劇が起きたりと、その優勝にはいつもドラマがあり、感動がありと、常に何かが起こるような大会、それが マスターズだからでしょうか。
私もゴルフを始めて以来毎年見てきていますし、多くの昔の語り継がれるドラマや武勇伝などを見聞きし、プロ達の意気込みやその思いを感じてきていました。昨年の覇者ダスティン ジョンソンでさえ、本大会では予選カットとなり、決勝に進むことすらできていませんでしたし、これは決して珍しいことではない、ということもマスターズを語るうえで見逃せない点でしょうか。
マスターズとはそんな特別な大会という思いがあったからかとも思います。
そんな大会で優勝すること、それは全てのゴルファーにと手のゴルファーとしての最後の夢ともいえるのではないでしょうか。
そしてそれは松山プロにとっても同じことだったと、放送の様子を見ていてそう思わずにはいられませんでした。 私も、松山プロは石川遼選手がアマチュアでツアー優勝したころより、同期生として、もちろんテレビ画面越しではありますが、その存在を認知していました。アマチュアでの戦績は石川プロをしのぐものがあり、当時は石川選手に注目が集まる中、選手によっては気になってしまったりし、成績を残せなくなることさえ考えられる状況下でも、カリメロのワンポイントが入ったシャツを着て若干茶目っ気は感じさせるような部分はあったものの、いつも黙々とそして淡々ントプレーし常に結果を残しているとても強いプレーヤーだな、という印象がありました。
そして想定通りプロ転向し、転向後も、前に出てメディアに露出することも少なく、USPGAでの初優勝時も、喜んでいたが、どこかストイックで、まだまだやるべきことがある、という向上心とその覚悟を感じた印象があり、優勝してもそこで満足することなくまだまだ上を目指しているのか、と思った記憶があります。
でも、その松山プロが、グリーンジャケットに袖を通し、満面の笑みでガッツポーズをする姿を見て、こんな芋無邪気にそして心からの喜びからこんな笑顔を見せることがあるのか、と思うくらい、そして彼に対する印象が変わるくらいの見たこともないような笑顔で優勝を喜んでいる姿をみて、ただただ、この優勝の重みを感じることができたという思いがありました。
もちろん、松山プロにとっては、この優勝でもまだまだ課題は出てきているでしょうし、やることは山とあると感じているのでしょうが、それをとりあえず置いといてとにかく喜ぶ、とするくらいの優勝だったといえるのかと思います。そして、その課題は改善に向け、練習を重ねてくことと思います。彼にとって、最後の9ホールに色々な思いがあったと思いますし、多くの課題を感じているかもしれません。
個人的には、15番のボギーは果敢に攻めていった結果、アドレナリンで球が数ヤード飛び過ぎてしまい、さらに悪いキックで池に落ちてしまうという、技術的な部分よりは不運な部分や、コントロースが難しい不測の事態とも取れるので、そこまでの課題は感じませんでしたが、きっと何かしらの課題を課しているではとも思っております。
そして彼の次の目標は、今年、世界でただ一人だけが持つことが許される目標である、マスターズ連覇、となっているのではないでしょうか。ちなみに複数回優勝者は多数いるものの、連覇できたプロは、タイガーウッズ、ニックファルド、ジャックニクラウスの3名くらいだったと記憶しています。そしてその連覇は一回だけです。2度連覇できたプロはいません。それくらい松山プロにとっては、やりがいがありそして険しい一年が待っているとも言えるのではないでしょうか。
気軽には口にするべきではないのかもしれませんが、私も連覇は見たいという気持ちもありますし、実際、松山プロならできてしまうのでは、という期待が正直ございます。
また、同時に、今年の残りのメジャー3戦もありますので、その優勝や上位入賞も期待が大きいのではないでしょうか。まず直近としての目標はこれまた、世界で今年唯一人持つことができる目標としては、メジャーの年間グランドスラムではないでしょうか。さらに今年はオリンピックがあれば、それも入れると5大大会の制覇となる目標もお持ちになるのではとも想像してしまいます。 お取引詳細
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