戦国の寸延び短刀・在銘「兼里 最高 / 天正十〇年吉日」刃長38.2㎝

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美濃国直江・戦国時代。庵棟平造り寸延び短刀の体配で、この時代は首級落しに大いに用いられた。古雅な生茎に史料的にも貴重な表裏銘が入る。特に裏年紀は貴重で、登録審査時の短時間では判読不明の部分が残されたが、今後も注視することで判読の可能性を大いに秘めている。板目肌に映りや地沸が厚く敷かれ、村正を彷彿させる明るい匂いの刃文は飛び焼きがかる。刃切れなどの傷が無く大切に伝来したもの。古研磨ながらこのままで充分に鑑賞が出来、作品自体は正真であり鑑定不要。白鞘入り。 [刀剣登録証] 岩手県第34239号(令和4年3月1日)、刃長:38.2㎝(1尺2寸5分)、反り:0.6㎝、目釘穴:2個、銘:(表)兼里、(裏)天正十〇年吉日。 [その他] 茎長:10.5㎝、元巾:29㎜、元重:6㎜、重量:267g。[刀工・兼里] 名門・美濃国直江刀工)直江は正宗十鉄の志津兼氏で知られる名工・兼里三代か。初代兼里は直江兼友の孫で兼次と伝え、直江鍛冶の移住に伴って兼里も赤坂を経て美濃国関に移ったとされる。同銘が永正~天文~天正と続き、新刀期の元禄まで名跡が残った。 xkcrx ・・・ 上記の画像は フォトアップで掲載しました ・・・

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